サービスデーだったので、椎名軽穂先生原作、熊澤尚人監督『君に届け』を観る。ちょっと新鮮な感じを味わいたくて大津アレックスシネマへ。多分記憶では『エリザベス』を観に来た憶えがあるけど、それぶりだからかなり前だね。サービスデーなのに自分含め6組くらいだったけど大丈夫なのかな?浜大津アーカス自体がちょっと寂れた感があるね。
『君に届け』(2010年/日本/128min)
凄く楽しみにしてた作品。愛情を持って作ってる感じですね。
ただ2時間に1年間の一連のエピソードを押し込んでるのでちょっとダイジェストな感じになってる印象かな。原作やアニメは中々進展しないもどかしさがまたグッとくるけど、映画はどんどん展開していくから、行間や余韻が全くないかもしれないね。まぁそれはしゃーないのかもしれないね。たっぷりゆっくりヤキモキしながら観たいのでTVドラマ向きかもしれないね。もうちょっとだけ原作的なコメディー要素(やり過ぎたらダメだよ。もうちょびっとだけ)を入れても良かったと思う。
あとは、大事なシーンでピントが合ってなかったり、あれは完全に意図的な演出ではないね。あと、石ころでキャッチボールしてる設定もおかしいし、偶然話しを聴いてしまうシーンも立ち位置的に完全に視界に入ってるのに気付いてなかったりちょっとおかしなとこが多いけど、でも原作への愛情は感じるのでやむを得なかった事情な感じかな。
キャスティングも良いと思う。原作の爽子は美人の時とデフォルメキャラ(あと貞子キャラもあるけど)の時があるけど、多部ちゃんはその中間かもしれないね。制服姿は結構ムッチリしてるし。なのでジャージ姿でお団子ヘアのシーンが一番爽子っぽいと思った。クルミちゃんも『女帝 薫子』の桐谷美玲さんだったけど、ぽかったね。あと爽子ママの富田靖子さんは雰囲気出てました。
という感じで、ん?と思うとこもあるけど愛情を持って作ってる感じは凄く感じるのでまぁ良かったかな。恋愛部分よりも友情部分でウルッときた。
・『君に届け』公開記念SP-1
・『君に届け』公開記念SP-2
・『君に届け』公開記念SP-3
・『君に届け』公開記念SP-4