ほっぺたと髪を塗る。COPiCで塗るほっぺたのチーク加減が、またM印のクラフト紙と相性が良い。この赤味を加えるだけで急に体温が出て人間っぽくなるのだ。紙でいうと、肌の部分はこのベージュでいいのだが、肌以外の服やモチーフをこの紙でいくと、鮮やかさがでないのだ。なので肌以外は、また別で白い紙に描かないといけないのだ。これまた切り絵にする意味の1つである。その白い紙選びがまた難しい。見た目と手触りが同じ白い紙でも、色を塗ると全然のらなかったり、色が動かなかったり、逆に染込みまくったり動き過ぎたりと大変。中には、表裏で性質が違うパターンもある。見た目同んなじだし、小分けに切ったりする場合なんか塗ってみないとホンマに分からなくなる。その都度、その性質に合わして塗り方や塗り重ねのタイミングなんかをコントロールしないといけない。けど、それが成功したときは、荒馬を乗りこなせたような勝った感はあるね。乗りにくい車ほど、可愛いって言うからね。ま、絵描いてる人なら当り前の話なんだけど。
柔術家作り…3
2006/2/10 金曜日