辻元小百合展「とれもろ」

iTohenで開催中の辻元小百合さんの個展「とれもろ」を観に行く。

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iTohen

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辻元小百合 展「とれもろ」

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と言うのも何故かDMが3枚も送られてきたので、よっぽど観に来て!ってことのようだ。しかも3枚とも別ルートで着てる。スパイが消される前に情報を何通りもの方法で知らせてくる的な、それが全部着ちゃったよ的な感じなのかな?

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なんちゃらさんのコーヒーを頂きつつ鑑賞。花や鳥は好きなモチーフなのでグッとくる。リアル系の人なんだけど、スーパーリアルとも違う。
スーパーリアルの人(ちょ!これ写真じゃねーの?系の人)を仮にメモリで言うと100%としたら、この辻元さんは85%くらいの位置(点数や完成度じゃなくリアル指数が。)に抑えてる感じで、その位置が絶妙。もっとリアルにいこうと思ったらいけはるんやろうし、デフォルメすることも出来はるんだろうし、何か調度良い(小気味良い)マイルドさがたまらない。ピントが合ってる状態から、ちょびっとだけ甘くしたようなそんな感じ。本人も在廊されてて手法をこっそり聞いて納得。ほ〜。

僕はあんまデッサンや着彩が得意じゃなかった(新聞紙をモチーフに描くと、文字とか全部描いちゃうタイプだった)から、リアルさを追求して頑張っても多分60%?いや、50%もいけないと思うので、ちょっと憧れもありつつ色々創作意欲を掻き立てられたのでした。
ずっと気になってて行けてない”神戸花鳥園”も、1回取材に行かんとあきませんね。

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そんなわけで、iTohenに行く途中のこの刺さりそうなY字路を通ると、
毎回横尾忠則さんの「Y字路」を思い出すのでした。