新宿武蔵野館で、西村喜廣監督『蠱毒 ミートボールマシン』を観る。
『蠱毒 ミートボールマシン』(2017年/日本/100min)
率直に面白かった!
山口雄大・山本淳一監督版の『MEATBALL MACHINE』を観たのが、大分前なので記憶が曖昧なので、比べるのは難しいけど、前作よりも技術も予算もキャリアも上がってるので、パワーアップしてたと思う。西村監督これまでの作品はこれでもかというくらいコッテリしたもの、やりたい事をギュウギュウに詰め込んで(言うなれば、焼き肉にステーキ、ハンバーグ、トンカツ、唐揚げ、さらにカレーにラーメン、カツ丼を食え!って感じで盛り付けて出してくる。いや、悪い意味ではなく、僕含め男子の大好物だ)きて、観終わった後はお腹いっぱいになるのだけど、今作は監督の余裕を感じだというか、(悪い意味ではなく。過去作を否定してるわけではなく、過去作も好きですよ。ソフトも全部持ってるし)凄く観やすかった。情報量多いはずなんだけど、シンプルでキレイにまとまってたというか。凄くバランスが良かった。アングラ要素抑えめってのもあるけど、舞台が現実の昼間の街(これまでは東京でも近未来だったり、時代物だったり。街でも夜とかだったので)ってのもあって新鮮だった。
そして、監督自身が特殊造形の人なので、造り物の量も半端ないですね。
あと、ヒロインの百合沙さんが凄い可愛いかった〜。体当たりだったし。チェックだな。初主演の田中要次さんもちゃんとって言ったら失礼だけど、ちゃんとヒーローになってた。流石ですね。
上映後、この日は舞台挨拶の予定はなかったけど、西村監督が駆けつけてはりました。松江監督も観に来てはったし、東京だな〜と思った。ソフト化されたらこれも買いだな。
・『蠱毒 ミートボールマシン』公式サイト
・『蠱毒 ミートボールマシン』予告編 第一弾
・『蠱毒 ミートボールマシン』予告編 第二弾
・『MEATBALL MACHINE ミートボールマシン』予告編