『透明人間』(1933年版)

去年はタイムトラベルもの括りで映画観ましたが、透明人間しばりで観ましょうかね。H・G・ウェルズ原作、ジェームズ・ホエール監督『透明人間』(1933年版)を観る。

『透明人間』(1933年/アメリカ/70min)


80年前の作品か、凄いなぁ。
80年前でこの合成の技術あるんやね。結構力入れて作ってるな。当然今とは比べ物にならないチープな技術だけど、当時の画質(モノクロで鮮明でない)が逆に粗を隠しててピッタリ。当時のシリアスなドラマも誇張したコメディ(コント)要素が入ってたり、めちゃくちゃ説明ゼリフだったり時代を感じますね。今ではやらんようなストーリーや設定(穴やツッコミどころも多い)だけど、古典作品なのでここから今後のSFものがどう進化していくか、その後の透明人間ものとの差やオマージュを楽しめるんやろね。当時の人は、これ観てビックリしただろうし、さらに今の技術を当時の人に観せたらひっくり返るだろね。

・『透明人間』
・『透明人間』Trailer