なぜ、似顔絵を描かなくなったかという話(3)
ちなみに、列べてみたら違うでしょ?
(上)が似顔絵のタイプ。(下)が現在の切り絵のタイプ。
上の方は滲みまくってるでしょ。もちろん、描いた年代は違いますけど、上と下の絵の描いてる顔のサイズは、ほぼ一緒くらいです。「私は、どっちか言うたら滲んでる方が好きかな。」ってひねくれたこと言う人がいるかもしれませんが、あくまで”別モノ”ですから。それに、あくまで、今まで世に出した似顔絵を否定してるわけではありませんから誤解しないで下さい。当時としては最高のモノを描いていると信じてやってましたし、当時の短時間で人数を描きつつ描き込みは落とさない!としてたのが、いらない線が排除され必要な線だけが残り、それが自然のデフォルメになって、今の人物の描き分けや画風につながってるんだろと思いますし。なので今、似顔絵を残してもらってる方は、これからも大切にしてもらえると嬉しいです。な感じなので、(即興での)似顔絵は描かなくなりました。ホント、”心理的に”ってのではなく、”テクニック的に”ってだけの話なんですけどね。。。今だから言える話(まだ言っちゃダメ?)、去年のfunky market(FM802主催の大型フリマ)で何年か振りに似顔絵をやったのですが、途中で「ダメだ!!」っと打ち切ったのは、そういう理由でした。。。来てくれた方1年越しのゴメンなさい。(※もちろん描いた方は、その時の全力で描いてますので、ご了承を!)
比べると。。。
2006/5/22 月曜日