今泉力哉監督『こっぴどい猫』を観る。
『こっぴどい猫』(2012年/日本/130min)
率直に面白かった!
今泉監督は長回し(役者さん同士の変な間のやり取り)好っきゃね。ここまでいくと今泉手法というか。初期の山下敦弘監督作品好きな人はハマると思う。
どのキャラもいるいる!って感じでそれぞれダメダメで滑稽だね。クスクス笑ってしまう感じやね。そして、モト冬樹生誕60周年記念映画ということで、ようこんなことになったモンやね。正直観る前は、モト冬樹さんかぁ〜。バラエティ番組的な印象というか、あんまり惹きを感じなかったけど、実際観たら凄い良かったね。モト冬樹さんがちょっと好きになるかもしれないね。何気に役者スキル高いなと思ったし、長回しの間を持たせられるのは役者さんの力やと思うし、みんな凄いね。とは言え、映画はカット割りがあるけど演劇なんかは言うたら長回しやもんね。総勢15名の三角関係(十五画関係?)で、シリアスパートとコメディパートと上手い事してるなぁ。こんな複雑にして、最後どうまとめるんや?ともったら後半急加速していくね。最後のアレはちょっと読めたけど。面白かったです。
小宮一葉さんは、ちょっとつぐみさんっぽさもあるね。あと個人的に、結さん好き(面倒くさい役やけど)やねんなぁ。そして、今泉監督自身も出演してるんやけど、天使か死神に見えたね。以前、京都みなみ会館に来館された時は仙人みたいな印象やったし。