我らが、クロード・ガニオン監督・宮平貴子助監督作品 映画『KAMATAKI-窯焚-』を滋賀会館シネマホールで観る。
この映画は陶芸の話で、滋賀県の信楽が舞台になってて、やっぱり滋賀県で観ないと!ですね。で、2年前に1回試写会で観てるんだけど、結構新鮮に観れた。『THE FIRE ARTIST-炎の声-』も観た後だし。
もう何年前か忘れたけど(6年前?)、僕が『Revival Blues』のポスターを描き終わったぐらいの頃に、ちょうどこの『KAMATAKI-窯焚-』の撮影に入るべくクロード・ガニオン監督が信楽の現場に着てたので、仕上がった絵を持って行ったんだけど、その時に実際の窯とか建物とか現場を見せてもらってたので、「あ、知ってる!知ってる」ってとこが映って、クロード・ガニオン監督が撮るとこんな世界になるのか〜って差が分かっておもろいです。おまけに劇中には、『Revival Blues』のポスターが背景の壁に貼ってあって(前に観た時のことを忘れてたので)で、そやった!とビックリしてニヤけてしまった。
映像的にも信楽の自然の緑がや川の色味が良い。個人的に(画的に)良いなと思たのが、軽トラのフロントガラスに映り込む木々が、(車が進んでるので)下から上に流れていくんだけど、その画が前にも思ったけどカッチョイイ。あと、信楽焼のぐいのみで呑むお酒がまた、美味そうなんだ。
陶芸の技術や作品の説明を、”どや!”っていやらしく押し付けてこなく、その奥ゆかしさの精神が、陶芸とクロード・ガニオン監督の見せ方と相俟って良い効果になってるような。そして、陶芸というモチーフということで、淡々と話は進む(炎は劇的に変化するけど)んだけど、最後は中々ドキッとさせられる。どう説明していいのか分からないが、窯とは別に人間ドラマの部分で何か”怖さ”を感じたというか。もちろん怖い映画ではないよ。なんていうか、”うぅ〜〜〜わ。。。ひえぇぇぇ〜〜〜!”的な。まぁ、観ないと説明できませんが。
あと、誰が撮ったか伏せられてこの映画を観たとしても、クロード・ガニオン監督が撮ったって分かる自信あるかも。もちろん全部コンプリートしたわけじゃないけど、監督の好きな画や撮り方が何かちょっと分かるというか。まぁ、素人の目線からですけど。
普通に良かったッス。
滋賀会館シネマホール。
”たんたんたぬきの ぶ〜らぶら〜”がお出迎えです。
この劇場初めて来たけど、密かに交通の便的にみなみ会館より近いです。