スティーヴン・キング原作『1408号室』を観る。
色んな種類の恐怖があって、観始めの頃はジャンルを把握するのに予断を許さなかったけど、途中から「あ、そうだパニック映画だった」と、CGのファンタジー的な質感が逆に冷静になれた。都市型の『CUBE』みたいな感じもあるかな。変な例えだけど、聖闘士星矢で言うところの一輝の”フェニックス幻魔拳”を食らったらこんな精神状態になるのかも。
主人公がヒドいめに合わされるのが、何かドッキリに掛かった人の反応(話はドッキリじゃないよ。「元気が出るテレビ」とかのドッキリにハメられた人的な) を隠しカメラで観ているような感じとダブった。
繰り返したりする構造状、何でもありだし、どんな絶体絶命な状況でも作れるのかな。なのでどの部分でも映画を終わらせれるし「いつでもチェックアウトできる」ってのにも通ずるかな。終わり方はあれでいいとして、その前にもう1発最後ドカーンってのが欲しいかな(セミファイナルの試合で終わったみたいな感じ?)。
どの映画でも洋製黒沢年雄こと、サミュエル・L・ジャクソンの存在感はコワイ。ストーリーと関係ないけど、映画に出てきた女の子が良い顔してた。横顔(髪型や鼻のライン、目の感じが)なんかそのまま描けばキャラクターとして成立するなと、チラッと思ったり。