『魚介類 山岡マイコ』

梶野竜太郎監督『魚介類 山岡マイコ』を観る。
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『魚介類 山岡マイコ』(2011年/日本/82min)


う〜ん中々、怪作やね。ポカ〜〜ンとなるね。
最後もっとドカーンと来るんかなと思ったら意外とあっさりやし。
この監督の前作『ピョコタン・プロファイル』が、妙に面白くて期待してた作品。
なんだろ?独特のセンスやね。イイ意味で、何やねんコレ?どういうセンスやねん?的な妙なとこをついてくるね。何層をターゲットにしてるのか?出てるアイドルのファンの人が観たら嬉しいんかな。ニッチなとこつくね。
シュールっちゃぁシュールだけど、”どやおもろいやろ!”的なあざとさもなく、かと言ってメイキングを観ると割と”え?何がおかしいの?”的な普通のトーン(とは言え、出演者やスタッフは撮影中も完成してからもどんな感情を持ってるんやろか?)やし、濡れ髪・濡れたシャツに監督はグッときて撮りたくて撮った感じなんやろね。マンガやアニメ的なオタクなセンスやけど、アイドルアイドルした感じやオタクの人が撮りましたよ的なちょっと引いてしまいそうな感じもなく、何か妙な隙間を入ってくるなぁ。何にせよ監督は変態ではあるな。
兎に角、女の子の濡れ髪・濡れたシャツを撮りたかったんやろね。それは伝わった。
こういう女の子が変なセリフや演技をしてるのは好きなので、また次に期待したいね。


・『魚介類 山岡マイコ』

・『魚介類 山岡マイコ』予告篇