『精華映像最前線〜映像愛で東寺大炎上〜』

京都みなみ会館で、京都精華大学の在学生・卒業生たちが手がけた短編映像の特集上映『精華映像最前線〜映像愛で東寺大炎上〜』があったので観に行く。

”精華映像最前線〜映像愛で東寺大炎上〜”

・『mouhitori』2011年/4:50/金子智明(デジタルクリエイションコース卒業生)
・『トリップ・トラップ・マップ』2010年/5:12/白井孝奈(アニメーション学科卒業生)
・『parallel』2012年/2:10/奈須翔太(映像コース学生)
・『タップくん』2011年/2:42/山本征宏(アニメーション学科卒業生)
・『rain town』2010年/9:53/石田裕康(アニメーション学科卒業生)
・『うじうじくん』2012年/1:20/海上梓(映像コース卒業生)
・『sunlight』2011年/4:00/小黒草平(映像コース卒業生)
・『UNLIMITED FIREWORKS』2011年/4:58/山本晃大(映像コース卒業生)
・『(after 20 days)20 years old』2011年/5:21/篠永達(映像コース学生)
・『しあわせ』2011年/8:30/嘉手苅唯(アニメーション学科卒業生)
・『contrast』2012年/2:52/田中美菜子(映像コース卒業生)
・『今、あなたは』2011年/0:30/泉香織(アニメーション学科学生)
・『プロが居る商店街』2011年/5:19/谷澤昇希(映像コース学生)
・『くり子とねこ』2010年/3:08/石井健太(アニメーション学科卒業生)


う、う〜〜〜〜ん、、、。ね。全然大炎上してないね。
あんま無茶してる人がいなかったというか、小ぢんまりしてた印象だね。もちろんクオリティ高いのもあったけど、未完成?パイロット版でこれを元にもっと練って本編撮るの?的なのも多いし、手描きアニメもいつの時代のアニメだ?っていうクラシックな表現(サイレントアニメ的な)というかクラスの2、3人が毎年やるんやろな的な手描きアニメーション1作目って感じで新しさや、最前線感が感じられなかったかも。嫌な意味での授業作品感というか、(ゼミの先生のジャッジも入ってるやろし)ここに出て来る作品は学科内でも優等生的な人らなのかね?もっととんがってる人らは選出されないのかな?授業じゃなくもとおもしろいモン作ってる人はいると思うんやけど。とはいえ、卒業生の作品が多いし、リアルに今の精華の学生映画!って感じではなさそうだね。4回生はこの時期無理だろうし、今回1回生の人もいてたけどこんな層が薄いのか?と思ったり。劇場抑える予算は学校から出てるんやろいけど、ゼミ作品括りだけじゃなくもっと広く選んだ方がいいんちゃうかな?
全作品上映後にイベント自体のエンドロールが流れた時に東寺の五重塔が燃えてる画があったけど、大人しい燃え方(五重塔のシルエットの内側に火が燃えてる画)やったし、ボーボー燃やして大炎上ぐらいにして欲しいかったけど。この特集上映を表してるなと思った。
まぁ、今後も第2回とかシリーズ化したいみたいなことも言ってはったので、徐々に固まってくのかな。次に期待ですね!

あと気になったのが、上映前ロビーで学生が話してるのが耳に入ってきたけど、みなみ会館来るの初めてって言ってた(登壇してた学生の中にもいてた)し、今日来てた結構な人数がみなみ会館(単館系の映画館)に普段から来てない(これは普段から思う事で、若い人が全然観に来てない)し、映像系のことをやってるんだら尚の事行くべきなのにね。ちゅーか、映画館で映画観るっちゅう概念がハナからないんやろね。で、こういう人は学生時代それなりに作品作って卒業後は普通に就職って感じなにゃろね。映像愛で大炎上して!って思ったかな。

・『精華映像最前線〜映像愛で東寺大炎上〜』公式サイト
・『精華映像最前線〜映像愛で東寺大炎上〜』予告篇