『精神』

昼ドラ『嵐がくれたもの』面白くなってきましたね。節子さん(岩崎ひろみさん)も良い演技するし、順子もええ子ですね〜。今まだ前半なので楽しい時期だし、宇田川家の人々と段々通じ合って良い関係になっていくんだけど、それが後々それぞれの秘密が分かってくと落差が効いてくるんでしょうね〜。視聴者は全部知ってるし、今後の流れが想像出来るだけに切ないですね。順子と節子さんの関係、今非常に良いけど、大人になったらきっとグレますよ。秘密を知ってか。


想田和弘
監督・撮影・録音・編集・製作の『精神』を観る。
想田監督と言えば、『選挙』が面白かったですね。
ちょうど選挙前に観れて良かったんですが。『選挙』また観たいかな。
その想田監督のタブーに挑んだ”観察映画”第2弾。

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”これまでタブーとされてきた精神科にカメラをいれ、「こころの病」と向き合う人々がおりなす悲喜こもごもを、モザイク一切なしで鮮烈に描いた日本初のドキュメンタリー”

とのことで、
観て思ったことは、患者と健常者の違いはあんまない感じだったし、誰にでも起こりうることだと。登場されてる人に(監督が)話を聴くと、日常生活でえらいめにあってたりしてて、そらそんなヒドいめにあったら具合も悪くなるはと。あと、精神科に通うこと=周りの人がよく思わなかったり、退いちゃう風潮がさらに本人を追い詰めちゃう悪循環がありますね。
映画やドラマで描かれる精神病院や患者さんって、他と違うこと(事実なんか)を言う人を黙らせるために押し込めたり、あるいは逆にお洒落っぽくファンタジック?に描いてたりと、”正気”と”狂気”の境界を分ける位置づけだけど実際はないね。”正気”の概念もよく分からなくなってきました。

この想田監督のドキュメンタリーは、ナレーション・説明・音楽はないので、観る人が色々考えられるし、帰ってから色々調べたくなる映画ですね。

・『精神』
・『精神』予告編