京都みなみ会館で、小林勇貴監督『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』を観る。
そう、井口昇監督の名作『片腕マシンガール』(2007年)のリブートだ。
『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』(2019年/日本/76min)
公式のキャッチコピーで“極悪リブート”とあったので、これちょっと悪い意味で“極悪リブート”ちゃうやろな?と心配してた(大仁田が自分で“邪道”って言ってる的な?)けど、意外と良かった。2、3ヶ所好みのシーンもあったし。ヒロインの2人、アクションも良かったし、目力もあって良いキャスティングだったと思う。
リメイクではなくリブートというこで、「片腕〜」のアミとヨシエって役名と腕がマシンガンってことぐらいで、別の新しい話だ。唯一「片腕〜」にも出てた石川雄也さんが出てた。あとは、西村喜廣さんの要素を濃いめにしつつ、それだけだと暴走しはるので、そこを小林監督の要素がバランスをとってる感じかな。「片腕〜」の井口監督のセンスが大好きなので、期待し過ぎないようにしたけど、良かった。年末とか正月気分で観るのにいいかもね。
ただ、井口監督が一切この作品について触れないんは何か色々あるんやろなと思ったり。与り知らずなんだろうね。小林監督と西村監督も、関係がよろしくないようだし。
井口昇監督の『片腕マシンガール』といえば、HDリマスター版のBlu-rayが3月に出る予定で、主演の八代みなせさんと井口監督のコメンタリーが付くそうだ。公開当時一切宣伝に出てこなかった八代みなせさんが何を語るのか凄く楽しみだ。