京都みなみ会館で岸建太朗監督『未来の記録』を観る。
キシケン監督のトーク付きだ!
『未来の記録』(2010年/日本/92min)
キシケンさんと言えば、井口昇監督・西村喜廣監督作品になくてはならない存在の役者さんで激しく個性的なキャラ(ダイナミックプロ系の)のイメージが強かったんだけど、本作は、そのイメージとは打って変わって非常に繊細でビックリした。
内容の方は、時系列だったり、現実とイメージ(記憶や見えないものが見えたり)をコラージュした様な作品で、情報も少なく観る方がこれはどういうことなんだ?と頭で整理しつつ必死でついて行かないといけないタイプの映画だったけど、何とかついていけた。
上映後に、キシケン監督と映画監督の西尾孔志さんのトークがあり。
(その様子はこのサイトで見れるよ。ちなみに写真は僕が撮りました)
色々制作意図や解説を聞いて、もう一度観たくなる。
作るのに3年半かかったらしく、不器用なのか器用なのか分らない様な作り方をされてるみたいだ。映画というより、演劇を作ってる様な手法で何度も作って壊してを繰り返したそう。
あと、会場にポールダンサーの泉カイさんがいらしてたよ。
『戦闘少女-血の鉄仮面伝説-』にも出演してるキシケンさんに、以前作った鉄仮面を被ってもらう。おおお〜〜!!!
その後、キシケンさんやみんなで朝まで呑みに行き、映画のことを色々聞けてまた観たくなりました。井口・西村作品の激しいキャラと違って(もちろんそういう役なんだけど)、ご本人は凄く優しく紳士的な方でした。こんな例え方したら怒られるかもしれないけど、映画のキャラがジャイアンとしたら、普段の感じは、”きれいなジャイアン”くらいのギャップ?があり、凄いイイ人でした。