川端康成原作『掌の小説』を観る。
『掌の小説』(2009年/日本/80min)
岸本司監督「笑わぬ男」・三宅伸行監督「有難う」・坪川拓史監督「日本人アンナ」・高橋雄弥監督「不死」の四編のオムニバス。
キャスト欄に寉岡萌希さんの名前があったので観てみる。この寉岡萌希さんは子役時代にNHK「ちゅらさん3」や昼ドラ「偽りの花園」出てて、大人になったら美人になるなと、雰囲気ある女優さんになるなとずっと注目してるのだけど、中々ドカン!っとこないね。現在18歳なんだけど、まだ10代で成長期のまん丸な顔なので、もうちょっと歳とってシュッと締まってきたら美人になると思うんだすけどね。もしかしたら20代後半、30歳位の遅咲きめでドカーン!っとくるタイプかもしれないし引き続き注目です。周りの人がちゃんとしイメージ戦略を立てて個性派女優の方向へ導いていって欲しいんですけどね。まだ充分いけますよ。
で、4人の監督が撮ってるだけどそれ以外のスタッフが同じっぽいので、映像の統一感もある。(寉岡萌希さん目当ての前知識なくみたので、後から監督が4人ということを知った)映像の色調や昔風の画質なんかがキレイで丁寧に作られてる。映像はキレイ。原作は読んでないけど、調べると川端康成の122編からなる短編集とのこと、短いもので2ページ程度、長いものでも10ページにみたにらしく詩の様な小説らしい。なので、この今回の4編も詩的でミニマルな感じなので特に激しい変化はない。まぁ、退屈っちゃぁ退屈だけど、何となく静まり返った深夜にでもボケ〜〜っと観るタイプの映画かな。