『恋の罪』

京都シネマで、園子温監督『恋の罪』を観る。
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『恋の罪』(2011年/日本/144min)


ドラマの映画化やアイドルを使った対国内向けだけの映画じゃなく、
日本映画として世界と戦える監督やなと思ったね。
あと、物語として必要な時にちゃんと脱げる人は良いですね。エロいとかそういうことでなく、要素として必要なとこで脱げないとそこで1つ話が止まっちゃうし、ウソくささが出ちゃうし。
そして、前作『冷たい熱帯魚』でんでんさんに続き、この映画の美津子役の富樫真さんとそのオカンがまた強烈でおもしろい。振り切れて笑ってしまう。
スーパーでのソーセージの実演販売のパートで、いずみの心境の変化に比例してソーセージが大きくなってくのも笑ったし、ちょいちょい笑かそうとしてる節もあるかもしれないね。あと、美津子の洋館風の家、あの壁紙なんか見覚えあるね。井口監督『卍』『赤んぼ少女』の洋館同じロケ地?確認できないけど。と思ったり。
振り返るとそんなに難しい話ではないけど、凄い精神状態で演技してはるので、現場がどんな感じだったのか興味が湧くね。おもしろかったと思う。


・『恋の罪』
・『恋の罪』予告篇

・恋の罪 CASE:1 迷う女(水野美紀)
・恋の罪 CASE:2 罪深い女(富樫真)
・恋の罪 CASE:3 堕ちる女(神楽坂恵)