『変態ピエロ』

”みなみ会館大賞”開催中のみなみ会館『変態ピエロ』を観る。

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”不快?不可解?”や”カンヌを震撼させた、戦慄の怪作”、”かつてこれほどまでに人間の生理を容赦なく逆撫でした映画があっただろうか”っていうコピーがついてるけどそんな複雑なモンでもないし、最後にはちゃんと何でこんなことなったかも解る。もちろん、こんなタイトルやコピーがついてるから、「どんなモンか観たろか!」的な、「少々のことじゃぁ、震撼しませんよ」的な戦闘態勢で観るからってのもあるかもしれない。が、それ自体まんまと術中にはまってるのか?まぁ、観客にやさしくないのは事実かも。好きに作ってるというか、ここは説明いらんやろ的に端折っていってるような気もするし、あと”この表現”はどっちに取っていいんだ?的なとこもあったりで、多分こっちでいいと思うけど、確定ではないから、監督がどういう意図でやってるのかを、後から調べたくなるかも。
要は、”人騒がせで迷惑な人”の映画。
個人的にはそんな惹かれなかったかな。旨味があんまないというか。激辛ラーメンでいうところの、辛いだけで旨味がない、みたいな感じ?
あのエンディングの演出はちょっとビックリしたけど。
個人的に『変態村』は旨味があって、結構好きなんだけどな。

『変態ピエロ』
『変態ピエロ』予告