『吸血少女対少女フランケン』

その後、また心斎橋まで戻ってアメ村のシネマートで、友松直之/西村喜廣監督の『吸血少女対少女フランケン』を観る。

20090912a.jpg
『吸血少女対少女フランケン』

20090912b.jpg
はうぁっ!初日に行ったら、こんなステッカーをゲットン!わっ嬉しっ!

で、映画の方は初期の長めの予告編の印象からスプラッタースプラッターしてるのかと思ってたけど、想像以上にコメディー要素が強かった。友松直之監督と西村喜廣監督の共同作品とのことで、友松直之さんの作品を観るのは初めてだけど、脚本的な部分が友松さんで、残酷部分や殺し方の部分が西村さんという感じ。こういうコメディ的な部分は、個人的な趣味だけど井口監督の(いや〜〜ンな)センスの方が好きかな。スプラッター部分は西村さん、どんどん色んな殺し方を開発されてかれます。

もともと内田春菊さんの漫画原作だそうだが、原作は読んでないんだけど、大分”漫画!”って感じの演出。多分、絵コンテや脚本の段階での漫画的な思考を西村映造の総力を結集して力ずくで成立させてる様な感じ。西村映造だからこその説得感?あとVFXの鹿角さん。「そんな無茶な!」をカタチにされてて、そこはツッコんで良い(ツッコんだ方良い)部分なんだと思う。

ちょっとどう形容して良いか分からないというか、映画の成分って、スプラッター:コメディ:恋愛なりお色気なり=5:3:2とか、その割合や成分が変わったりでバランスをとってると思うけど、これはスプラッター:コメディ:萌え要素=10:10:10な感じ全部が主張してる。幕の内弁当の具を全部混ぜてチャーハンにしちゃった様な、そんな感じ?変なのか不思議なのか分からない感覚。
テーマ曲も何か途中からフランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」になりそうでならないみたいな曲です。

川村ゆきえさんは個人的にはタイプではないけれども、ファンの人は「萌え〜!」ってなりそうなキャラ(役どころ)だったし、好きな人はたまらんのじゃないかな。斎藤工さんも、西村さん系の映画(赤んぼ少女ロボゲイシャに)に出てますね。
次は、井口監督『ロボゲイシャ』公開が待ち遠しいです。

・『吸血少女対少女フランケン』
・『吸血少女対少女フランケン』予告