蝶野が凄い腰を振る”SUNTORYジョッキ生8”のCMあるけど、蝶野って確か腰(首もだけど)に爆弾かかえてたけど、大丈夫なんっすかね?
そんなわけで、
井口昇監督の『卍(まんじ)』を観る。
谷崎潤一郎原作とのことで、そっちはまだ読んでないんだけども。
うおっ!良かった!!予告の印象とはまた違って、井口監督独特のおかしさとフェティシズム。井口監督のセンスは大好きで、個人的に絶大なる信頼をしてるんだけど、期待を裏切りませんね。この監督は信用出来る!
官能的なシーンの合間にちょいちょいおかしな(笑える)設定や演出があって、たまりません。ロケ地の屋敷は『赤んぼ少女』の洋館(の一部)と同じとこっぽいですね。
秋桜子さんって、あのアラーキーの秋桜子さんだったんですね。当時は(作品という意味は別にして)幼いし特にタイプではなかったけども、この映画の秋桜子さんは凄くタイプかも。ちょっと性格悪い役というかワガママで意地悪そうな感じがグッときます。着物で”足袋”ってのがイイ!”足袋”ってイイですよね。個人的な趣味だけど、全裸でも靴下や足袋履いといて欲しいッス!分かりますよね?このニュアンス。
あとは、変な(独特な)関西弁がイイ!実にイイ!
これまた個人的にだけど、九州弁とか東北弁とか方言に弱く(グッとくる)て、逆に関西弁は特に何も感じない(神戸の”〜しとぉ?”はアリだけど)んだけど。普通映画やドラマで、関西以外の人が関西弁を使うとイントネーションに凄く違和感あって、ストーリーから急に現実に戻されるし、作品的にもかなりマイナスなんだけども、この映画も変な関西弁なんだけど、逆にそれがイイ!!イントネーションだけでなくセリフ自体が独特なのかも(調べたら、谷崎潤一郎が作った独特の関西弁だそうですね。実際読んでないから原作との差は分からないけども。イントネーションに関しては役者さんや演出しだいだし)。”変な関西弁萌え”っていう、新しく自分の中で萌え要素がプラスされたかも。
なので、関西弁ではないが『おいら女蛮』の棒読みゼリフ(←この予告編の一番最後の部分とか)も似た様なニュアンスで、あそこまでいくとアリなのだ。井口監督、やっぱイイっす!!
旧劇場版『卍(まんじ)』の←動画もチラッと観たけど、結構構図なんかも似てて比べて観たくなった。これに上手く井口監督テイストが入っててさすが!