『先生、おなか痛いです』

青春Hシリーズ第21弾、深井朝子監督『先生、おなか痛いです』を観る。
深井朝子監督は、『梅田優子の告白』の人やね。
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『先生、おなか痛いです』(2012年/日本/71min)


元々、野中あんりさんは好きだって(3月に引退しちゃったみたいやけど)、タイトル的にも気になってた作品。ネタバレ込みで書くよ。
う〜〜ん、どやろ。大分低予算な感じで、色々穴だらけやね。同じクラスの人の制服が用意出来ひんかったんやろね。主人公と同じ制服は2着だけ、それ以外の女子は制服のデザイン違ったし、卒業式のシーンは3月やのに、男子は夏服(ラフなシャツやし、見切れてる人のシャツはうっすらストライプやし)、細かな設定ももうちょっと練れる感じかなぁ。家の窓、カギしてないから簡単に開けれるはずやのにとか、アホな彼氏がネズミ講にハマるパターンは散々やり尽くされてるし、ちょっと安直な感じかなぁ。顔を殴るシーンも全然殴ってないし、もうちょっと撮る角度考えた方がいいのに。せめて殴る音を足すとかね。あとは、あんなジュースを掛けたらべっとべとになる(多分実際中身は水なんやろけど)やろし、彼氏の浮気現場のホテルに踏み込めるのもおかしいし、同じ夜に先生の所に行けるのも無理やね。線香のくだりも、言わんとすることは分かるけど、どうなんやろね。何か色々詰めが甘い感じかなぁ。”先生、おなかが痛いです”のフレーズも、もっと劇中で意味ある感じに使えそうな気がするんやけどな。
まぁ、予算面にしろ色んな条件的にも色々あるんやろうけど、また次の作品に期待したいところやね。次回作が公開されたら観ると思うし。とは言え、野中あんりさんの制服姿は可愛いな。コメディ的なシーンもアリやな。


・『先生、おなか痛いです』
・『先生、おなか痛いです』予告編