『ハーフェズ ペルシャの詩』

アボルファズル・シャリリ監督『ハーフェズ ペルシャの詩』を観る。
麻生久美子さん海外進出初作品。勿論その麻生久美子さん目当てだ。

最近麻生久美子さんが好きだという事を認知(以前は気になりつつも、これは好きとかではない的な、自分の感情を認めなかったが。最近やっぱイイと完全に認めた。この”認知する”という行為は結構大きい出来事かも。)したので、公開当時このチラシや予告の雰囲気から、多分退屈なタイプの映画で、観る事はないだろなぁ〜と思ってた作品。

20100415.jpg
『ハーフェズ ペルシャの詩』(2007年/イラン・日本)


で、結論から言うと、麻生久美子さんちょっと(鳥取風に言うと、ちょっこし。ゲゲゲの影響ね)しか出てこん!!ということで。
話の方は、詩的というかイスラムの宗教や文化なんかが、何の事を言ってるのかボ〜っと観てたら頭に入ってこないかも。心情的な部分と宗教的な部分とどっちのニュアンスなのか、話が進んで行って分かるので、え?そんなシーンあったっけ?と思って(DVDなので)巻き戻すと、あ、ホンマや!なるほどね。と分かるし。後から整理すると凄い単純な話だけど、劇場でボ〜っと1回観ると、う、う〜〜〜ん。。。的な微妙な感じになってたかもしれない。ふわっとしたことは解るが、がっつり理解するには2,3回観ないといけないが、話の退屈さ的にそれはちょっこししんどいかもしれないね。

濃い顔立ちのイスラムの人らの中に、日本人でもあっさりめな麻生久美子さんが入ると若干の違和感はあるし。(別に差別的な意味じゃなくね)。が、イランの乾いた大地に鮮やかな衣装に対して、オリエンタルな麻生久美子さんの白い肌が妙に合ってはいる。単体で映る分には。
何だろ?イラン料理を食べに行って、コース料理の中に味噌汁が付いてて、パッと見”えっ?”となるけど、意外に合うなぁ〜みたいな感じ?そんな状況ないから分からんけど。とりあえずこれは誰がやってても難しいとは思う。当初持ってた印象通りの作品かな。

・『ハーフェズ ペルシャの詩』
・『ハーフェズ ペルシャの詩』Trailer