京都みなみ会館で、パン・ホーチョン監督『ドリーム・ホーム』を観る。
『ドリーム・ホーム』(2010年/香港/96min)
アジアのこういうバイオレンス・スリラーは勢いが凄いですね。
韓国系のはよく観て好きだけど、香港のは初めて観たかな。アジア系のこういう映画の良い所は、当たり前だけど、邦画で日本人役者が演じてると、この人死ぬなとか絶対死なないなとか分るけど、知らない役者さんらなので、純粋に物語に入り込めるよね。ま、この映画は、最初から犯人が分ってて、追われるというよりは、犯人目線(復讐劇)なので、逃げる恐怖はないけど、結構痛でででで!!!って生々しいシーンも多いですね。なんでこんなことをするに至ったかが焦点で、結果的にええ?!そんな理由?!って感じだけど香港の貧富の差?住宅事情をブラックに風刺してるのかもしれないね。
色んな殺し方で人を殺めていくし、パン・ホーチョン監督中々やりおりますな。
マンション群の幾何学的な描写やミニチュア系の街の撮り方等、結構今風なこともしてるし。
パン・ホーチョン監督日本初公開作品とのことで、他館では同時に特集上映で『パン・ホーチョン、お前は誰だ?』ってのをやってるんだけど、残念ながら京都みなみ会館には来ないようだ。残念。。。今後ちょっと注目な監督ですね。
あと、”結束バンド”は恐い!