『トガニ 幼き瞳の告発』

京都シネマファン・ドンヒョク監督『トガニ 幼き瞳の告発』を観る。
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『トガニ 幼き瞳の告発』(2011年/韓国/125min)


韓国で実際にあった事件を基にした話なんだけど、子供が虐待されてる画はキツいですね。裁判ものということで、観終わった後の感想を書いちゃうと結果がバレちゃう(言うてる様なモンやけど)のあんま触れないけど。遣る瀬無い感があるな。
この映画を気に、実際あった事件の再捜査が始まったらしいけど。
この映画にしろ『黒く濁る村』『ビー・デビル』にしろ小さい村や団体内で歪んだコミュニティになってる系のは、恐いし気持ち悪いね。

これとは全然違う話で事件性はまったくないけど、自分が行ってた大学の学科はおじいさんの先生が30年位前(今だと40年前?まだ居るのか知らないけど)にその大学に革命的な学科(色んな反対があった中、日本で初めての)を作ったとかで、それをずっと勲章に今(僕が学生当時)でも言ってはって、自分の事を良いと言う先生で周りを固め(良いと思わない人、姿を見なくなるし、それが消されたのか自ら去ったのかは定かではないけど)て、山奥にあった学校やったんやけど、その山奥の一角だけで気持ち悪い身内の感じを形成してて、僕自身その人らの作品を全く良いと思わなかったし尊敬出来なかったので、授業受けてても何言うてんねんみたいな感じやって。さらに、その学校に革命的な新たな学科が出来ることになったら反対して。。。同じことしてるやんって気持ち悪かったし。生徒も最初は 素直に聞いているも学年が上がると、あれ?何かおかしいぞ?って反抗しようとするも4回生になっちゃうと、もう言うても無駄やな的な諦めに代わり、、、そんなのの悪循環やって。こういう独裁者的な感じになると恐いね。何の話や。

そんなわけで、まぁ、遣る瀬無い映画やったかな。
原発問題にしても、何か大きな権力に捩じ伏せられる理不尽な感じは嫌やね。


・『トガニ 幼き瞳の告発』オフィシャルサイト
・『トガニ 幼き瞳の告発』予告篇
・『トガニ 幼き瞳の告発』コン・ユのインタビュー