イ・ギュマン監督『カエル少年失踪殺人事件』を観る。
『カエル少年失踪殺人事件』(2011年/韓国/132min)
”カエル少年”って響きが一見カワイらしさがあるけど、韓国で実際に起こった未解決事件。ちなみに、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』の元になった”華城連続殺人事件”と、”イ・ヒョンホ誘拐殺人事件”(これも『あいつの声』という映画の元になってるらしい。これは未見)とで、”韓国三大未解決事件”と言うらしい。
”カエル少年失踪殺人事件”(城西小学生失踪事件)は、1991年に小学生5人組が「カエルを捕まえに行く」と行ったまま行方不明に、2002年に少年らとみられる白骨死体が見つかり、2006年に時効が成立したらしい。
こういう未解決事件の映画化は、未解決なのでラストがモヤモヤした感じになるし観る前からそうなると予想できる。タイトルにも殺人事件って入ってるし、観てても殺されてるんやろなというのも分かるし。中々手が出にくい。まぁ、そのままやるのか、オリジナルのストーリーにするのか元にし具合にもよるけど。とは言え、元々の事件を知らなかったので、どうなんにゃろ?って感じやったけど。う〜ん、あんま跳ねんかったね。前半は被害者の親を疑って家宅捜索するけど、え?そんな薄い推理で?!みたいな感じ(それに対する結果なんやけど)やし、実際あったことだし凄いヒーローが出てきて解決してくれたりはないはね。華はないね。主人公の男は新日本プロレスの菅林社長にちょっと似てたかな。