京都シネマでロイ・アンダーソン監督待望の新作『さよなら、人類』を観る。
『さよなら、人類』(2014年/スウェーデン=ノルウェー=フランス=ドイツ/100min)
『散歩する惑星』・『愛おしき隣人』の三部作目だ。
まぁ、映像は圧倒的ですわな。上質なシチュエーション・コントという感じ。何やっても上手くいかない人らの感じは、面白くもあり切なくもあり。
セットも背景のマットペイントもたまりません。全39シーンを各1シーン固定カメラ1カットで撮ってるのも凄いし、しかもそこに馬や大勢の人が出てくるシーンは、何テイクでいけたのか想像しただけで恐ろしいしいですね。本人も言ってたけど絵画からインスピレーションを得てるって言ってはったけど、エドワード・ホッパー入ってるし、キメキメの構図(奥に居る人や物の配置)で気持ちイイ。
『散歩する惑星』・『愛おしき隣人』がまた観たくなったし、観よ観よ!