大槻香奈 個展 『雲と石』

neutronで今日から始まった大槻香奈さんの個展『雲と石』をコソッと観に行く。
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意外にも京都での個展は初だとか。彼女の展示(原画)を観るには、2007年のdigmeout A&Dでの展示ぶりなのでワクワク。進化してました!
作品の方は最初に描いた絵に時間や感情と共に(納得いくまでやってるのか?描きながら考えが発展していくのか?詳しいプロセスは聞いてみないと分からないけど)塗り重ねていってるのか、絵に近づいて観ると背景の奥に塗りつぶした(意図的につぶしてるのか、わざと観えるような効果を狙っているのかもしれないし、”つぶす”と言う表現が正しいのか分からないけど)痕跡が薄らと見え隠れしてるので、作品とタイトルからこれはどういうことなんだろ?と時間を掛けて各所を細部まで目で辿って推理(想像?)するのがおもしろいし、パッと観てパッと終わりの絵じゃないね。この微妙に見えるか見えないかの細かいディテールは印刷物やネットの画像では分からないし、これは会場で原画を観た方が良いですな。
〜12/5までだそうだ。詳細>>


そして、neutronと言えば!毎月すっかり恒例となった画家・池田孝友プレゼンツ『今月の池田』だ!今回は既製品のポテトチップスをそのまま展示するというマルセル・デュシャンを彷彿させるようなレディ・メイド作品だ。
『先月の池田』はカボチャにペイントして展示したものの、カビが発生して急遽撤退してしまった『幻の池田』でしたが。個人的に多分時間経過、1ヶ月掛けて変化する系のくるんじゃないか?と予想してたんだけど、1ヶ月どころかさらに上を行く10年、100年を見据えた作品でしたね。帰りにコンビニに寄ったところ『今月の池田』のグッズ(レプリカ)が売ってたので買って帰る。美味しくいただきました。『来月の池田』も楽しみだ!