蛍雪時代 3月臨時増刊号『現役合格スタート号』

”この1冊から2010年大学受験を始めよう!
早くから受験生モードに入った方が絶対に得!”ということで、

蛍雪時代?3月臨時増刊号『現役合格スタート号』の表紙イラストを描きました。
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蛍雪時代 3月臨時増刊号『現役合格スタート号』 旺文社
2009年2月14日(土)発売
定価780円(税込)

<内容>今春新3年生として受験生生活を迎えることになる、現・高校2年生に向けて、現役合格を勝ち取る理想的スタートを切るためのマニュアルを満載した『蛍雪時代版・志望校合格プレ準備号』

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で、どんな絵か紹介すると、
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まず蛍雪学園の女子。こんな感じで、かなり自信作です。
公式に制服を描けるのがまず嬉しいし、かなり好きなように描かせてもらいました。自分の中での設定は、”蛍雪学園”っていう架空の高校に通う2人。オリジナルの制服。
しかし、あまりデザインチックにし過ぎると、アニメやマンガ、ゲーム的な方になっちゃうので、シンプルにあたかも”ありそうな”感を。しかしよく見たら結構細かい仕事してまっせ的なコンセプトですかね。(トラディッショナルな中に、ちょっとエスニック調?なスカートも持ってくるとは!やるねぇ〜。)

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この顔も個人的にかなり気に入ってます!
いつも人物を描く上で、心掛けてるのが”カリスマ”感というか”主役のオーラ”を持った人物にすること。複数の人物を描く場合であれば、脇役的な人も描いたりしてバランスを考えるけど、単体だとやはり主役をはれる存在感を出せるように気を使ってます。
個人的なことだけど、描いた人物が魅力的=成功ともいえます。美人ってことだけじゃなく味があるか(魅力)という意味で。
(フェミニンな丸襟に、リボンじゃなくマニッシュなネクタイの組み合わせ!くぅ〜〜〜やるねぇ〜!)

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つづいて、蛍雪学園男子。
こっちは、女子に比べシンプルに。靴は一応レペット(JAZZ)なんだけど、上履きチックかな?(実際に僕も、JAZZとZIZIを持っとります。)

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こちらも女子同様、単体でも画面が持つ人物に。
受験生が読む雑誌なので、最初(勝手に)固い印象があってキッチリした服装にしないといけないのかな?と思ってたら凄く柔軟で今風でいいとのことで少し崩しぎみに。(ヤンキーやギャルでなく、優等生でもなく今風な等身大の高校生を描くあたり分かってる〜!)

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ちなみに胸のマークは架空の蛍雪学園の校章。
あたかもさもこんな感じだろなというのを勝手に作りました。
見て分かる通り、雪の結晶に蛍がとまっているデザイン。ボタンにも入ってます。(ったく、やることがいちいちニクいねぇ〜〜!!!)

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左が原画で、右が実際の本(B5版)。
(おいおい!B5サイズの本に対して、どんなけデカい原画描いとんねん!とか言うなって!)
ちなみに原画は女子で、全長約1023mm(1m超えとんかよ!とか言うなって!長介よ、カチンとくんなって!)ある。表紙の女子は縦約197mm。

もちろん依頼があった時点で最終形態のサイズも分かってるんですけど、このサイズでこの描き込みをしたい!って衝動的なモンなんですよね。テンションの揚がり具合に比例してというか。まぁ、作りやすいサイズだってのもあるんですけどね(でっかい言うても、顔のサイズはコブシ大ぐらいだし、逆に小さいと顔が描き込めないもんね。)なので、ぶっちゃけた話、最終形態が名刺サイズだろうがB0サイズだろうが、でかい看板だろうが、作業的には同じなのです。小さい媒体でも常にポスター等対応出来る準備はしてますよと。(ベジェの人には負けませんよ的な心積もり?)まぁ、これは作り手側の勝手な都合だし、スケジュール的に可能な限り思いっきりやるのです。常に全力投球ですよ。

っていうぐらい、かなり自信作(会心の一撃)です。
なので、受験生以外の人もジャケ買いどうですか?
中身も学食のランキングや地方の大学近辺のタウンマップ等、読み物としても充実してますよ!
そもそも、受験生には、この表紙どう映るんだろね?受験生は表紙どころの騒ぎじゃないかな?他の雑誌と迷った時の判断材料に働いてくれるといいけどね。記憶のどっかに残って何年後とかに、他の絵を目にしてくれて「はうぁ!この絵知ってる!」なんてことになったらいいな、なんて。
とりあえず、本屋さんで手にしてみてください!ゼシ!!

そして、ガンバレ受験生!!
(さりげなく受験生を応援するあたり、器のデカさを感じるな!とか言うなって!長介よ。)