今日は、ART COMPLEX 1928であった『文作りコンクラーベ』というイベントへ。以下、フリーペーパー『SCRAP』より。”偶然は爆発だ!小学生の頃にやった遊び「文作り」。思えばあれは単語を並び替えて新しい意味を見いだすという、生まれて初めてのテキストをめぐる冒険でした。 様々な艱難辛苦を乗り越え、酸いも甘いも知り尽くした今、大人たちが「文作り」をやったらどうなるのか。それはひょっとして革命的な一文が出来上がるのではないか。神がかり的な一文が出来るのではないか?探しにいこうじゃないか、その奇跡の一文を、っていうイベントです。いえー。?※文作り…小学校の頃によくやった、「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」という5つのカテゴリーの言葉をみんなで書き、それをシャッフルして変な文章が出来上がってみんなで笑うというイノセントな遊び。「40年前、学校で、山田君が、子猫を、ぶんぶん回した」などのテキストが出来上がる。※コンクラーベ…(conclave)ラテン語枢機卿の互選による教皇選挙会議。また、それが行われる部屋。群衆は煙突からの煙によって選挙終了を知らされる。 また、秘密会議という意味でも使われる。”?と、いうもので、観客がそれぞれ「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「どうした」というカテゴリーを考えて、それをシャッフルして、それを加藤隆生氏(SCRAP編集長・ロボピッチャー)と上田誠氏(ヨーロッパ企画)が面白可笑しく解釈して奇蹟を起こそうというイベント。観客+出演者+神という、全員参加の大喜利的な、観客的には自分のがどんな風に文章に組み込まれるのかビンゴ的な要素もあるかもしれないな。プロジェクターや効果音、さらに5コのカテゴリーの他にオプションで”修飾語チャンス”や”倒置法チャンス”等がランダムに発動されたり、SCRAP専属イラストレーターの”画伯”が控えてて面白い文章が出来てそれに触発されて即興のイメージで絵を描いてスクリーンに投影するという凝りようで、何度もリハを繰り返したそうだ。この1コの遊びで2時間もいけるのか?と思ってたが、フタを開ければ、結構神が降りて来てて、あっという間に過ぎ”えっ!もう終っちゃうの?!”という感じで夜通しいけそうな感じでした。第2回があれば、また行きたいもんだ。いや〜、しかしいつもながら加藤君は実に口が達者だ。頭が良い。あまり敵に回したくない人物だ。
『SCRAP』
『ロボピッチャー』
『ヨーロッパ企画』
『文作りコンクラーベ』
2007/1/22 月曜日